1999年に Amy Edmondson が提唱した概念です。もともとは病院のチームを調べた研究から出てきました。成績の良いチームほど医療ミスの報告件数が多い、という一見おかしな結果が出たのがきっかけです。
調べてみると、成績の良いチームはミスが多いのではなく、ミスを報告できる状態にありました。報告できないチームは、ミスが表に出ないまま蓄積していたのです。ここから、対人関係のリスクを取っても安全だと思える状態が、成果に効くという話につながりました。
★よくある誤解は、これを「ぬるい職場」「厳しくしない職場」と読むことです。Edmondson 自身が明確に否定しています。心理的安全性と、仕事の水準の高さは別の軸で、両方高い状態が最も成果が出るとされています。
★この構造は、PM理論が P機能と M機能を別の軸に置いているのと同じ形です。厳しさを下げることと、言える場所を作ることは、別の作業です。片方のために、もう片方を諦める必要はありません。