1992年に Robert E. Kelley が体系化した考え方です。それまでのリーダーシップ研究が上に立つ側だけを見ていたのに対し、組織の成果の大部分は下で働く側から出ている、という前提から始まっています。
Kelley はフォロワーを2つの軸で測ります。1つは独立的・批判的思考で、言われたことを鵜呑みにせず自分の頭で是非を判断する働き。もう1つは積極的関与で、自分から動いて組織の目的に貢献する働きです。
この2軸で5つの型に分かれます。両方高い模範的フォロワー、考える力だけ高い孤立型、動く力だけ高い順応型(いわゆるイエスマン)、両方低い消極的フォロワー、そして真ん中の実務型です。
★2軸なら4つになるはずなのに5つあるのは、真ん中を1つ立てているからです。現実の職場でいちばん人数が多いのは突出も欠落もしていない層で、その人たちを4つのどこかに押し込むと必ず嘘のラベルが付きます。当サイトの後輩診断で、帯を高・中・低の3段にしているのはこのためです。
★この理論が言っているいちばん強いことは、上司の判断が間違っているときに、それを止める働きが下の側に要る、という点です。よく動く順応型が模範的とされないのは、そこに理由があります。