相性というと、性格が似ているか、話が合うかという話になりがちです。ところが、上司と部下の関係についてはそうなっていません。
★当サイトの相性ページが計算しているのは1つだけです。上司の2つの機能のうち空いているほうを、後輩の側が埋められる位置にいるかどうか。方向が出ていない場所を埋められるのは、自分で考える力のほうです。場が保たれていない場所を埋められるのは、自分から動く力のほうです。
この見方をすると、性格の一致では説明できないことが1つ出てきます。後輩の「自分で考える力」は、引っぱる力の薄い上司の下では方向を補う働きになりますが、支える力の薄い上司の下では口答えとして扱われます。同じ性質が、相手によって符号を変えます。
★だから、うまくいかない理由を自分の性格に求めても、たいてい何も見つかりません。言い方を丁寧にしても消えないのは、原因が言い方の側に無いからです。
LMX理論という枠組みも、同じ方向を向いています。関係の質は2人の間で作られるもので、どちらか一方の属性として先に決まっているものではない、という見方です。